Xを見ていると画像を横にスワイプできたり、大きな画像と小さな画像が組み合わさっていたりなど、見慣れないフォーマットの投稿に出会ったことがあるのではないでしょうか。
X広告では選択するメニューによって、オーガニック投稿とは違った見た目の投稿を作成することができます。うまくフォーマットを活用していくことで、成果の最大化に繋げることが可能となります。
そこで、今回の記事ではX広告の種類や細かな仕様をそれぞれご紹介いたします。

①Xの広告とは?
X広告は、目的に応じてX上に広告を掲載することができるサービスです。
ユーザーの地域や年齢・性別に加え、興味・関心・キーワードなど、様々なターゲティングが可能となります。
また、X広告は通常のポストのようにリポストやいいねができるため、SNS広告の中でもユーザーによる拡散効果が期待できる、費用対効果の高い広告です。
各ユーザーによる2次的なアクションに対しての課金は発生しないため、拡散されるほど、効率よく情報を流すことができる点もX広告の特徴です。
②Xの広告の種類
X広告の種類は大きく次の4つに分けられます。
カテゴリ | 概要 |
プロモ広告 | 最もよく活用される広告形態で、幅広いフォーマットで利用する事ができます。「リーチ」「エンゲージメント」「ウェブサイトの訪問数」「売上」「キーワード」など様々な目的に用いる事ができます。 |
Amplify | 自社の広告を、最も関連性の高いパブリッシャーによるプレミアム動画コンテンツの冒頭に表示できる動画広告です。Amplifyプログラムは、「Amplifyプレロール」「Amplifyスポンサーシップ」の2種類の広告フォーマットに分類されます。 |
テイクオーバー | テイクオーバーは、タイムラインや [話題を検索] タブの上部に広告を独占的に表示する広告メニューとなります。ユーザーがアクセスしやすいプレースメントを独占することで、リーチを最大限に拡大し、ファネル全体でブランドリフトを促すことができます。 |
ライブ | 製品発表や会見などのライブ配信が可能なメニューです。オーディエンスはライブ配信にリアルタイムで参加することができます。 |
今回の記事では多くのシチュエーションで活用できるプロモ広告について詳しくご紹介していきます。
③広告仕様について
1.画像広告(単一・複数)
通常投稿と同じような見せ方が可能な形式です。

利用可能なキャンペーン目的
リーチ、エンゲージメント、ウェブサイトへの訪問*、売上*、キーワード*
*ウェブサイトリンクを含む場合のみ利用可能
- 本文:全角140字以内(本文中にURLを用いる場合は128文字以内)
- 画像サイズ:
・モバイル:最小横600×縦335ピクセル
・デスクトップ:最小横600ピクセル。ただし、もっと大きい画像(1200ピクセ ルなど)を使った方が、ユーザーが画像をクリックして拡大するときに解像度が高くなります。縦は制限なし。ただし、縦がより長い場合は縦横比が1:1になるよう画像がトリミングされます。 - 縦横比:横16:縦9を推奨。横2:縦1から横1:縦1の間であればタイムライン内に表示可能。
- ループ再生:60秒未満のアニメーションGIF画像は自動的にループ再生します。
- 画像ファイルサイズ:x.comは最大15MB、ads.x.comは最大3MB、ループGIF画像をサポートしています。
2.画像広告(アニメーションGIF)

利用可能なキャンペーン目的
リーチ、エンゲージメント、ウェブサイトへの訪問*、売上*、キーワード*
*ウェブサイトリンクを含む場合のみ利用可能
- 本文:全角140字以内(本文中にURLを用いる場合は128文字以内)
- 画像サイズ:
・モバイル:最小横600×縦335ピクセル
・デスクトップ:最小横600ピクセル。ただし、もっと大きい画像(1200ピクセ ルなど)を使った方が、ユーザーが画像をクリックして拡大するときに解像度が高くなります。縦は制限なし。ただし、縦がより長い場合は縦横比が1:1になるよう画像がトリミングされます。 - 縦横比:横16:縦9を推奨。横2:縦1から横1:縦1の間であればタイムライン内に表示可能。
- ループ再生:60秒未満のアニメーションGIF画像は自動的にループ再生します。
- 画像ファイルサイズ:x.comは最大15MB、ads.x.comは最大3MB、ループGIF画像をサポートしています。
3.画像広告(ウェブサイトカード)
画像をタップすることで、サイトや指定したURLに直接遷移させることが可能な形式です。

利用可能なキャンペーン目的
リーチ、エンゲージメント数、ウェブサイトの訪問者数*、売上*、キーワード*
*ウェブサイトリンクを含む場合のみ利用可能
- 本文:全角140文字以内(本文中にURLを用いる場合は128文字以内)
- ヘッドライン:70文字以内
- 画像サイズ:
・縦横比1.91:1の場合は横800×縦418ピクセル
・縦横比1:1の場合は横800×縦800ピクセル - ファイル形式:PNGまたはJPEG推奨(BMPとTIFFは使用不可)
- 画像ファイルサイズ:最大3MB
- URL:必ず「http://」または「https://」で始まる必要があります。(ウェブサイトの訪問数、コンバージョン、キーワード目的の場合、ポストに対し、URLは1つまでしか設定できません。)
4.動画広告

利用可能なキャンペーン目的
リーチ、エンゲージメント数、動画の再生数、ウェブサイトの訪問数*、売上*、キーワード*
*ウェブサイトリンクを含む場合のみ利用可能
- クリエイティブ仕様:後述の動画クリエイティブ共通仕様を参照
- 本文:全角140文字以内(本文内にURLが入る場合は128文字以内)
※動画広告のポスト本文内に短縮URLの使用は非推奨 - タイトル:70文字以内(ポストをタップ後の画面に表示されます)
- 説明文:200文字以内(ポストをタップ後の画面に表示されます)
5.動画広告(ビデオウェブサイトカード)
動画をタップすることで、サイトや指定したURLに直接遷移させることが可能な形式です。

利用可能なキャンペーン目的
リーチ、エンゲージメント数、動画の再生数、ウェブサイトの訪問数*、売上*、キーワード*
*ウェブサイトリンクを含む場合のみ利用可能
- クリエイティブ仕様:後述の動画クリエイティブ共通仕様を参照
- ヘッダーの長さ:最大70文字。端末やアプリの設定によってはタイトルの一部が表示されないことがあります。カードタイトルは最大2行にできますが、はみ出した文字は表示されず、省略文字に置き換わります。
- URL:必ず「http://」または「https://」で始まる必要があります。
※ウェブサイトの訪問数目的の場合、ポスト内のテキストには、URLは1つまでしか設定できません。
動画クリエイティブ共通仕様
6.カルーセル広告
横にスワイプして、情報を見ることができる形式です。

利用可能なキャンペーン目的
リーチ、エンゲージメント数、ウェブサイトの訪問数、動画の再生数、アプリのインストール数、アプリのエンゲージメント数、売上、キーワード
- 本文:140文字以内
- メディア数:2~6個の画像、または動画
- リンク:カルーセル広告1つにつき1URL
- 画像:
・ファイル形式:PNGまたはJPEG
・ファイルサイズ:画像ごとに最大20MB
・画像サイズ:アスペクト比1.91:1の場合は横600×縦418ピクセル
・アスペクト比1:1の場合:横800×縦800ピクセル - 動画:
・ファイル形式:MP4 または MOV ファイルサイズ:30MB未満
・ビデオの長さ:最大140秒
・動画コーデック:4:2:0の色空間に対応する、H264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル
・動画ビットレート:1080Pの動画で6,000K、720Pの動画で5,000K推奨
最大1080Pの動画で6,000K~10,000K、720Pの動画で5,000K~8,000K
・フレームレート:29.97FPSまたは30FPS
・最小サイズ:横640×縦360ピクセルまたは横360×縦360ピクセル
・推奨コーデックオーディオ:AAC LC
7.コレクション広告
メインのヒーロー画像と、小さな複数のサムネイル画像を設定可能な形式です。

利用可能なキャンペーン目的
リーチ、エンゲージメント数、ウェブサイトの訪問数、売上、キーワード
- 本文:140文字以内
- ウェブサイトカルーセルの長さ:最大全角35文字。
- 画像:2-6枚(画像)※5枚以上を推奨
- 画像サイズ:アスペクト比1:1 横800×縦800ピクセル
- ファイル形式:PNGもしくはTIFF
- ファイルサイズ:画像毎に最大3MB
- リンク先URL:最大6件のウェブサイトのリンクを個別に割り当てることができます
- ウェブサイトのタイトルの長さ:
最大70文字(すべて全角文字の場合は35文字)。ただし、端末やアプリの設定によってはタイトルの一部が表示されないことがあります。カードタイトルは最大2行にできますが、はみ出した文字は表示されず、省略文字に置き換わります。50文字以内に収めることで、ほぼすべての端末でタイトル全体が表示されるようになりますが、保証されるものではありません。 - URL:必ず「http://」または「https://」で始めます。
④まとめ
今回は広告の種類と活用するシチュエーションの多い広告の仕様についてご紹介しました。X広告は様々な出稿形式があるため、伝えたいメッセージや投稿の目的に合わせて最適なものを選択することが成果に繋がります。これからも多くの広告メニューの追加が予想されます。新しい情報についても随時X labにておまとめしますので、ぜひ引き続きご確認ください。
弊社では広告のご支援はもちろん、アカウントの運用代行・キャンペーンのご支援もご提供しております。もし、「目的に合わせた広告出稿についてもっと詳しく知りたい」・「より効果的な広告を出稿したいがどうすれば良いかわからない」というお悩みをお持ちの企業・店舗様は、ぜひお気軽にご相談ください。