【X(旧Twitter)】グローバル企業の日本市場攻略担当者は必読!SNSのプロがXの活用法を解説!

グローバルブランドにとって日本市場は特別です。
購買力が高く、ブランドへのこだわりも強い一方で、流行の移り変わりが激しく、ユーザーは「広告臭さ」に敏感です。そんな環境でSNS、特にX(旧Twitter)は、攻略のカギを握る存在です。もしグローバル企業の日本市場担当者だったら、Xをどう活用するか、考えてみました。
本記事では、日本市場におけるXの立ち位置や、他社事例、今後の活用方法をまとめてお伝えします。

日本は世界でも有数の「X大国」です。
1日のアクティブユーザー数は世界でもトップクラスです。1日1回以上利用者数が4,000万人と、非常に多くのユーザーに親しまれていることがわかります。
中でも、ニュースや時事性、トレンドに対する反応が早く、生活者の「今知りたい」「共感したい」という欲求を満たす場として定着しています。

この性質を踏まえると、グローバル本社が用意した定型的な投稿だけではXユーザーには刺さりません。むしろ、日本独自の文化や空気感を読み取り、「今この瞬間」を捉えた発信を重ねることが不可欠です。
では、実際にどのような投稿が良い投稿と言えるのか、企業事例を踏まえてご紹介しています。

▼各SNSの特徴

事例① Nike Japan(@nikejapan):短文で感情を揺さぶる投稿を実施

Nikeは日本市場でも積極的にXを活用しています。世界的に「Just Do It」という普遍的なスローガンを掲げながらも、日本では多様性や若者の自己表現をテーマにした投稿を展開しています。
また、Xで親和性のあるアニメ・漫画とのコラボを行いながら、多くのエンゲージメントを獲得しています。

より活用していくための方向性として、Xの特性を活かし、スポーツイベントやモーメント(時事性)と掛け合わせた投稿を行うことで、リアルタイムな議論の中心に入ることが可能になると考えます。

事例② スターバックス コーヒー(@Starbucks_J):季節感を最大限に活かす

スターバックスの日本版Xアカウントは、シーズナルメニューの告知において圧倒的な強さを発揮しています。

桜のフラペチーノやハロウィン限定ドリンクなど、日本独自の四季やイベントに合わせた商品展開と、それを即時的にシェアできるXとの相性は抜群です。

また、気軽に投稿が可能なアクション訴求を行うことで、多くのコメントを獲得しています。

新商品が登場した際には、自然なUGCが創出されています。結果として、公式の投稿以上の話題化を生んでいます。

このUGCをさらに盛り上げる仕掛けを設けることで、新商品登場時にトレンド入りを狙い、より多くの認知に繋げることが可能です。
例えば、「#わたしのスタバハロウィン」などのハッシュタグを用意し、ユーザー参加型の投稿を加速させます。こうしたUGC連動型キャンペーンは、日本人の「共感して一緒に楽しみたい」という文化にフィットします。

事例③ Google Japan(@googlejapan):AI活用の事例をユーモアを交えて紹介

Geminiを活用した、「やってみたい」「面白そう」を引き出す投稿を多く実施しています。

Xユーザーに好まれやすいカテゴリや、時事性のあるコンテンツと絡めた投稿を行い、多くのユーザーの好奇心を刺激しています。

より多くの反応を得るために、という観点では、ユーザーアクションを引き出すテキスト(「○○ならいいね」「○○ならリポスト」など)を入れ込むことで、更なるエンゲージメントの獲得とインプレッションの増加が見込めます。

以上の企業事例をまとめると、Xにおいては以下の要素を意識することで、有効活用が可能となります。

  • 感情に訴えかけやすい投稿を心がける
    NIKEのように、アニメや漫画といったコンテンツとコラボをしながらも、短文で訴求を行うことで、シンプルでわかりやすいメッセージを届ける。
  • 四季や文化を捉えた共感形成
    スターバックス コーヒーのように、日本特有の季節イベントと商品・サービスを結びつける。
  • 自社の強みやサービスを、「Xライク」に届ける
    Google Japanのように、ユーザーの好奇心を揺さぶる投稿を行い、ユーザー反応を獲得する。

この三つを柱にしつつ、単発の施策で終わらず、ユーザーとの継続的な対話を意識します。

Xは、日本のユーザーにとって「共感と情報収集の場」であるといえます。

グローバルブランドが日本市場で成功するには、世界観を押しつけるのではなく、日本の空気を読む力が欠かせません。

これらの事例が示すように、Xは単なる告知の場ではなく「ブランドを文化に浸透させる場」です。弊社では、このような媒体特性を踏まえたX運用のご支援が可能です。

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