【保存版】SNSのプロが教える!Instagram運用の注意ポイント

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荒井
web制作やwebコンテンツの編集を経て、シェアコトに入社。小売店や商業施設などのSNS運用を担当中。趣味は担当案件の投稿に「いいね」をつけること、お酒を飲むこと。
Instagram運用は誰でも始められる一方で、「正しく運用できているのか」を判断するのが難しいSNSです。

実際、多くの企業アカウントで

  • 目的が曖昧なまま投稿を続けてしまう
  • 企画や制作の基本ルールが整っていない

などが積み重なり、成果が伸びないケースが少なくありません。

本記事では、Instagram運用のプロセスをアカウント開設時、企画〜制作、オペレーションの4つに分け、それぞれで発生しがちなミスと避けるためのポイントをまとめました。

「気づかないうちに当てはまっていた…」という落とし穴も多いので、ぜひ自社アカウントのチェックリストとしてご活用ください。

投稿の「目的」と「ターゲット」が曖昧になっているケースが見受けられます。

戦略を持たずに運用を開始してしまうと、結果として「流入数が少ない」あるいは「フォロワー数が伸びない」という課題に直結します。
まずは、アカウントコンセプトの「合致」を目指しましょう。
Instagram運用を成功させるためには、投稿内容の行動指針・基準となる「アカウントコンセプト」の設計が必須です。

このコンセプトは、以下の2つの要素を合致させることで成り立ちます。

  1. アカウントの目的(企業が発信したいメッセージ)
    新規フォロワーの獲得や、既存フォロワーの育成(コミュニケーションやエンゲージメント獲得)など、何を達成したいかを明確にします。
  2. ターゲットのニーズ(ターゲットが知りたい情報)
    ターゲットがInstagram上で具体的にどのようなコンテンツ(フード、インテリア、コスメ、旅行など)に関心があるのかを把握します。
これらの目的とニーズを合致させ、運用ルール(発信内容の整理、投稿回数、クリエイティブのトーンなど)を策定することで、アカウントの更なる印象向上、ひいてはブランドイメージの向上に繋がります。

続いて、実際の運用時によくあるミスをご紹介。
企画から制作、オペレーションのシチュエーション別で開設します。

①目的が曖昧なまま企画が進む

“とりあえず投稿しないと”でスタートすると、投稿がぼやけて誰にも刺さらないものに。目的は必ず ひとつに絞る のが鉄則です。

  • 認知拡大したいのか
  • 商品理解を深めたいのか
  • 保存してもらう情報系投稿なのか

目的ごとに構成・コピー・CTAが大きく変わるため、最初に定義しておくことが必須です。

②季節性・イベント性の取り逃し

企業アカウントでは「行事系・季節ネタ」は反応が良い領域。ただし、直前に思い出すと企画が間に合わず“雑な投稿”になりがちです。
1〜2ヶ月前に季節ネタのリストアップをしておくのが理想です。

③トレンドの取り逃がし

現在のInstagramは写真の美しさ(映え)だけではなく、情報収集の場として活用されています。
従来のように綺麗な写真をあげるだけでなく、どういった情報を伝えるか整理することが重要です。

また、SNS上で流行っているテーマやネタなどを取り入れることで、リーチが広がりやすくなると考えます。

①画角・余白の設計ミスで情報が切れる

リールでは上下が切れてしまう/ストーリーズで隠れる位置に重要情報を置いてしまうなど…よくある失敗として挙げられます。
情報を正しく、美しく伝えることを念頭におき、セーフゾーンを意識してデザインしましょう。

②フォント・色味・レイアウトの統一感がない

フォントが毎回違う、色がバラバラ…は“素人感”が出てしまいがちです。
最低限のデザインルールを定めることを推奨します。

▼例
  • 使用フォントを定める
  • 見出し・子見出し・テキストのサイズを定める
  • 使用カラーを定める
  • イラストを使用する場合はストックサイト・イラストレーターを統一

③画像内の文字が読みづらい

伝えたいことが多く、文字だらけになってしまうのは典型的なミスとして挙げられます。
改行や余白の意識も大切ですが、まずは、情報の優先度をつけることが大切です。
厳選した情報をのせ、メリハリのあるデザインにしましょう。

また適宜イラストや図形、あしらいを入れ、視覚的に伝わるデザインを推奨します。

④投稿サイズや画質が最適でない

画像が荒い、比率が合っていない、動画が暗い…などは特に離脱につながります。
Instagram推奨サイズ(1080×1350など)をベースに制作することが大切です。

⑤リールのサムネイル(表紙)が設定されていない

投稿一覧で世界観が崩れるだけでなく、視聴率にも影響する重大ポイント。
タイトルが読みやすいか、何の動画か一目でわかるか、トンマナと揃っているかなどを最低限チェックするようにしましょう。

①ケアレスミス

たとえば、誤字脱字に気づかず投稿を実施してしまったり、カルーセルの順番が入れ替わってしまっていたりするケースも。

投稿前に以下のチェック項目を確認することを推奨します。

▼投稿チェック項目例
  • 投稿前〜予約設定
    ・リリース日程、時間が決まっており正しく予約セットができている
    ・誤字脱字がない
    ・画像の解像度やサイズ、アスペクト比に問題がない
    ・クロージング画像の設定ができている
    ・ハッシュタグの個数は超過していない(2025/11/28現在は30個まで)
    ・投稿するアカウントが間違っていない(他のアカウントにログインしていないか)
    ・カルーセルの順番は間違っていない
    ・リールのサムネイルは設定できている
  • 投稿後
    ・指定の時間に正しく投稿ができている
    ・リールの音声などに問題はないか
    ・ストーリーズにリンクを貼る場合、正しく遷移ができるか
    ・文字化け等、起こってないか

②Instagramの最新の仕様を理解していないケース

▼よくあるミスの例
常に最新の情報をキャッチアップし、運用にも取り入れることを推奨します。
当サイトでは最新のアップデート情報をいち早くお届け中!
ぜひ、ご活用ください。

Instagram運用で成果が出ない原因の多くは、特別な失敗ではなく “ちょっとしたズレの積み重ね” です。

ただし、本記事で紹介したように、企画・制作・オペレーションの各フェーズでポイントを押さえることで、確実に改善できます。
小さな積み重ねが、フォロワーからの信頼向上、ブランドイメージの強化、そして成果につながるInstagram運用につながります。

当社では、戦略設計から日々の運用、クリエイティブ改善、最新アップデートのキャッチアップまで、一気通貫でサポートしています。

「何から改善すればいいのかわからない」「運用体制を整えたい」という場合も、ぜひお気軽にご相談ください。

現状の課題に合わせて、最適な運用プランをご提案します。

『シェアコト』のInstagram運用サービス!