それぞれ活用目的は異なりますが、違いが分かりにくく、使い分けに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな悩みをお持ちの方に向けて、それぞれの特徴や活用事例をご紹介します。
ぜひ日々のInstagramアカウント運用にお役立てください!
①共同投稿(コラボ投稿)とは
共同投稿(コラボ投稿)とは、複数のアカウントが一つの投稿を共有できるInstagramの機能です。この機能を使うと、投稿が全ての共同投稿者のプロフィールに表示され、それぞれのフォロワーにも見てもらえます。リーチやエンゲージメントはもちろん、フォロワーを効率的に獲得できるため、キャンペーンやコラボレーション、商品やサービスの認知獲得でよく利用されています。
共同投稿が使える投稿形式は、フィード投稿、リール投稿、そしてストーリーズ投稿です。また、投稿には全ての共同投稿者のアカウント名が表示され、視覚的にも共有されていることが伝わります。
以下は、よくご質問いただく内容をまとめました。
投稿形式 | フィード、リール、ストーリーズ |
人数制限 | 1投稿5人まで共同投稿者として投稿できます ※24年10月時点 |
インサイト (リーチ数やいいね数) |
共同投稿者全てのアカウントの合算数値 |
タグ付けとの違い | タグ付けは、タグ付けされたユーザーのアカウント(タイムラインやプロフィール画面)には投稿が表示されませんが、共同投稿の場合は、すべての共同投稿者のアカウントに投稿が表示されます |
共同投稿者になるには | 招待制で、招待を承認すると共同投稿者として表示されます |
共同投稿の設定についてはこちらの記事をご覧ください。
共同投稿(コラボ投稿)のメリット
共同投稿のメリットを細かく見てみましょう。
1.より多くの人に投稿を見てもらえる
異なるフォロワー層を持つアカウントと共同投稿を行うことで、投稿が幅広いユーザーにリーチし、ブランドや商品への認知度を効果的に高めることができます。さらに、共同投稿はいいねや保存などのエンゲージメントが双方の合計値となるため通常の投稿よりも数値が伸びる可能性が高く、インスタグラムのアルゴリズムにも好影響を与えることが期待されます。これにより、アカウントの評価が向上し、リーチやエンゲージメントのさらなる増加が見込めます。
2.ブランディングの強化になる
共同投稿は、ブランドの認知度を高め、イメージを強化する非常に効果的な手段です。特に、影響力のあるアカウントや認知度の高い企業と共同投稿を行うことで、ブランドの多様性や信頼性を強くアピールできます。
3.コミュニケーションが活性化する
共同投稿では、コメント欄が共有されます。よって、コメントが集まりやすく、自社サービスや商品に対するフィードバックやブランドへの期待など、ユーザーのリアルな声を引き出しやすい機能です。
4.広告として利用できる
タイアップ投稿は、そのまま広告として配信できるようになります。これをパートナーシップ広告と言います。
広告によって幅広くリーチできるだけでなく、企業がこれまで行ってきた広告とは一味違う訴求や世界観のある広告として配信できます。それにより、新たな属性のフォロワー獲得も期待ができます。
②共同投稿(コラボ投稿)事例
【フィード投稿】BAKE
チーズケーキで有名な「BAKE」は、自社の新ブランド「caica」と共同投稿を行っていました。BAKEの商品紹介に加えて新ブランドの紹介も同時に行い、それぞれのフォロワーに別商品の認知を広めることが期待できます。
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【リール投稿】niko and …
アパレルや雑貨ブランドの「niko and …」は、コラボアイテム先の「Kellogg’s Japan」と共同投稿を実施していました。
どちらも業界で有名な企業であり、共同投稿を通じてお互いのブランドの多様性や信頼性を効果的にアピールしています。
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【ストーリーズ投稿】東京カレンダー
東京カレンダーは、モデルの斎藤恭代さんとストーリーズで共同投稿を行っていました。
これにより、東京カレンダーではリーチが難しいユーザー層にも商品告知が可能です。ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、ハイライトに固定することで継続的なリーチも期待できます。
③タイアップ投稿とは
タイアップ投稿の正式名称は、ブランドコンテンツです。※2024年10月現在
企業がインフルエンサーに自社のサービスや商品をPRしてもらう際に、その関係性を明確に示すラベルです。このタグのことを、「タイアップ投稿ラベル」と言います。
投稿には「タイアップ投稿」というラベルがアカウントアイコンの下に表示され、フォロワーに対してPRであることをわかりやすく示すことができます。
また、企業がリーチしづらかったフォロワーに直接リーチできる点も大きなメリットです。
タイアップ投稿のメリットをさらに細かく見てみましょう。
1.投稿の分析ができる
タイアップ投稿のラベルを設定することで、該当の投稿インサイトをリアルタイムで閲覧できるようになります。
リーチ数やいいね数などの情報をもとにタイアップ投稿の成果を分析し、今後のSNS戦略に活用することが可能です。
2.PRであることを明示できる
PR投稿を明示していない場合、ステルスマーケティング(ステマ)に該当し、企業は、景品表示法違反になります。
そのようなリスクを回避し、企業やブランドにクリーンな印象を与えるためにも、PR投稿の場合はタイアップ投稿ラベルを必ず活用しましょう。
3.タイアップ投稿のタグから企業アカウントへの遷移ができる
タイアップ投稿のタグから企業アカウントへの遷移が可能です。これにより、投稿に興味を持ったユーザーがアカウントを訪れやすくなり、いいねやフォローといった直接的なアクションを促進するとともに、ブランドの認知度を高めることができます。
4.広告として利用できる
タイアップ投稿は、そのまま広告として配信できるようになります。
これを、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)と言います。さらに幅広くリーチできるだけでなく、企業がこれまで行ってきた広告とは一味違う訴求や世界観のある広告を配信できます。それにより、新たな属性のフォロワー獲得も期待ができます。
④タイアップ投稿(ブランドコンテンツ)の事例
【フィード投稿】TACO GLAMP
グランピングやキャンプ施設を運営する「TACO GLAMP」が、子連れスポットを紹介するインフルエンサーとタイアップ投稿を実施しました。
ターゲットである子連れ層に効率的にリーチできるだけでなく、インフルエンサーならではの視点で施設を紹介し、通常の投稿とは異なる角度からサービスのおすすめポイントを効果的に伝えています。
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【リール投稿】FISH MARKET恵比寿
シーフードダイニング「FISH MARKET恵比寿」が、グルメを紹介するインフルエンサーとタイアップ投稿を実施しました。
タイアップを行ったインフルエンサーはフォロワーが36万人以上(24年10月時点)であるため、非常に多くのフォロワーに店舗の情報を届けられたと考えます。
また、インフルエンサーのファンにも多数リーチしているため、広告で配信するよりも友好的に投稿内容を閲覧してもらえた可能性があります。
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【ストーリーズ投稿】楽天トラベル
宿泊予約サイト「楽天トラベル」が、旅行先やホテルを紹介するインフルエンサーとタイアップ投稿を実施しました。
ストーリーズではリンク設置が可能なため、商品やサービスの売上を狙ったタイアップ投稿には特におすすめの投稿形式です。
⑤共同投稿(コラボ投稿)とタイアップ投稿(ブランドコンテンツ)の違い
共同投稿とタイアップ投稿は似ている箇所も多く混乱される方も多いのではないでしょうか。
以下はそれぞれの特徴をまとめました。
共同投稿(コラボ投稿) | タイアップ投稿 | |
主な活用目的 | 複数のアカウントで一つの投稿を共有できる | PRであることを明示できる |
人数制限 | 5人まで | 1つのタイアップ先のみ |
アイコンの表示 | 共同投稿者全員のアイコン | 「タイアップ投稿」と表示 |
インサイト | 共同投稿者全員の合算数値が確認できる | タイアップしたクリエイター側のインサイトが自社アカウントから確認できる |
事前準備 | 共同投稿者との承認作業 | タイアップ先との承認作業 |
投稿形式 | フィード、リール、ストーリーズ | フィード、リール、ストーリーズ |
⑥まとめ
本記事では、「共同投稿」と「タイアップ投稿」の特徴や活用事例についてご紹介しました。これらを効果的に活用することで、普段はリーチできなかったユーザーにも商品やサービスを認知させることやステマ対策ができる、Instagram運用における重要な手法です。
シェアコトでは、今回ご紹介した機能のご提案を含め、アカウントの企画から撮影、運用まで一貫したサポートを行っています。
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