【LINE公式アカウント】グローバル企業の日本市場攻略担当者は必読!SNSのプロがLINEの活用法を解説!

マーケティング活用
シェアコト編集部
グローバルブランドにとって日本市場は特別です。
購買力が高く、ブランドへのこだわりも強い一方で、流行の移り変わりが激しく、ユーザーは「広告臭さ」に敏感です。そんな環境でLINEは、より直接的にユーザーとコミュニケーションを図り、マーケティングを行うことができる存在です。もしグローバル企業の日本市場担当者だったら、LINEをどう活用するか、考えてみました。
本記事では、日本市場におけるLINEの立ち位置や、他社事例、今後の活用方法をまとめてお伝えします。

日本市場を攻略するうえで、外せないプラットフォームが「LINE」です。月間アクティブユーザーは9,800万人を超え、生活インフラとして定着しているため、SNSという枠を超えた「日常の接点」として機能しています。
LINEは単なるチャットアプリではありません。ニュース、決済、ショッピング、クーポン配信、予約システムまで統合されており、ユーザーにとっては「なくてはならない生活の一部」となっています。
この点がInstagramやXと大きく異なるポイントです。グローバルブランドが日本市場で成功するためには、LINEを「広告配信の場」ではなく 顧客接点の中心として活用する視点が欠かせません。

▼各SNSの特徴

この性質を踏まえると、日本独自の文化や空気感を読み取り、パーソナライズ化をした配信を重ねることが不可欠です。
では、実際にどのような配信が良い配信と言えるのか、企業事例を踏まえてご紹介しています。

事例①スターバックス:会員とのエンゲージメント強化

スターバックスもLINEを顧客接点の場として活用しています。LINE公式アカウントからは新商品情報関連の配信が行われています。
また、メッセージ配信ではありませんが、「LINE Starbucks Card」というLINE上で発行できるスターバックスのカードが機能として設けられています。日常的に活用しているLINEにて、このような機能を導入することで、ユーザーは新たなアプリ等を入れずとも会員になることができます。
これにより、LINEを通じて「会員→来店→購買」のサイクルを自然に回す仕組みを実現しています。

事例② ANA:透過を用いたメッセージ配信や会員連携促進

シーズナブルな訴求を行いながら、お得感のある内容や、「本日限定クーポン配布中」という内容を入れ込み、クリック率の増加を狙った配信を行っています。

テクニカルな内容ではありますが、3吹き出し目の画像の形を矢印状にして、1吹き出し目2吹き出し目に注目させるような内容にしていたり、「LINEアカウント連携がまだの方へ」の文字部分を透過にして、文字が目立つような配信を行っています。
LINEの場合、情報量が多すぎてしまうと、ユーザーがメッセージをタップした画面のみしか確認しないケースも考えられるため、いかにすべての吹き出しを見てもらうか、という工夫も非常に重要となります。
また、リッチメニュー上では、1日1回チャレンジ可能なガチャ要素により、日常的にアカウントへ訪れる動機付けを設けています。

LINE活用においては、購買ファネルに沿った整理・運用を行うことが重要となります。以下は一例となりますが、このように購買ファネルと結びつけます。

  • 認知
    公式アカウント開設時にタレント起用やキャンペーンで友だち登録を促進。
  • 興味喚起
    メッセージ配信で新商品やブランドストーリーを紹介。動画やリッチメニューで世界観を体験させる。
  • 購買
    クーポンやミニアプリでスムーズに購入。店舗受け取りやEC連携で利便性を最大化。
  • ファン化
    スタンプ配布や会員限定情報、抽選キャンペーンでリピーターを育成。
特にLINEの強みは「クローズドな関係性」と「購買までの直結性」となります。
他のSNSでは難しい短期的な売上貢献まで実現できるのが特徴です。

グローバルブランドが日本市場でLINEを活用する際に意識すべきは、生活動線の中にどう溶け込むかという視点です。

「ユーザーが普段の生活の中で自然に接点を持てる仕組み」を構築しています。これはLINEというプラットフォームの特性を最大限に活かした施策です。
単なる告知チャネルではなく「日常に溶け込む顧客接点」としてLINEを位置づけます。そして、購買体験や参加型キャンペーンを設計し、ユーザーが「友だち」であることに価値を感じ続けるようにすることが、成功への第一歩であると考えています。
LINEは、日本市場におけるグローバル企業の成功に欠かせない “生活基盤メディア” であり、その可能性はまだ広がり続けています。

弊社では、このような媒体特性を踏まえたLINE運用のご支援が可能です。
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