【LINE公式アカウント】OCR機能を活用したレシートキャンペーンの実施方法とメリットとは?

マーケティング活用
シェアコト編集部
近年、LINE公式アカウントを活用した販促施策のひとつとして注目を集めているのが「レシートキャンペーン」です。
中でも、OCR(文字認識)機能を取り入れることで、ユーザーの参加ハードルを下げ、企業側の管理負担も大きく軽減できる仕組みが整いつつあります。
本記事では、LINE連携ツール「Liny(リニー)」を活用し、OCR機能を組み込んだレシートキャンペーンの導入方法や活用メリットについて詳しく解説します。
LINE公式アカウントをすでに運用している企業・自治体はもちろん、これからLINEを使ったプロモーションを検討している方にも役立つ内容となっています。

レシートキャンペーンは、商品購入後のレシートを使ってユーザーが参加する応募型の販促手法です。
従来は手入力や画像アップロード、はがき送付などを通じて情報を収集する必要がありましたが、OCR(Optical Character Recognition)を活用することで、画像から文字情報を自動抽出できるようになり、ユーザーと運営側双方の負担を大幅に軽減できます。

特に、LINEのトークルーム内で完結することで、ユーザー離脱率の低下にもつながります。
スマートフォンを使い慣れたユーザー層にとって、追加アプリのインストール不要・LINE上で完結という点は、大きな参加動機のひとつになります。

また、応募後すぐに当落がわかるインスタントウィン形式や、複数回応募可能なポイント型キャンペーン(スタンプラリー)にも対応できるなど、柔軟な設計が可能です。

1.応募ハードルの大幅な軽減

OCRを使えば、ユーザーはレシートを撮影してLINEに送るだけで応募が完了します。
日付や金額、店舗名などの必要情報は自動で抽出され、ユーザーによる手入力が不要になります。
操作がシンプルな分、幅広い年齢層にアプローチできるのも利点です。

2.運営負担の削減

手動でのレシートチェックやデータ転記が不要になり、運営側の作業負荷を大幅にカットできます。
大量応募にもスムーズに対応可能です。これにより、キャンペーン運営の人件費や対応ミスのリスクも最小化され、短期間の実施も現実的になります。

3.LINE連携によるスムーズなユーザー体験

OCR処理後の応募完了メッセージや当落通知などをLINEトーク上で自動返信できるため、UXの一貫性と利便性が向上します。
ユーザーにとって「迷わず参加できる」環境は、キャンペーン全体の成果にも直結します。

4.効果測定の精度向上

OCRによって日付や購入金額などの情報が構造化データとして保存されるため、どの時間帯・曜日・店舗・商品において応募が多いかといった分析が可能になります。
これにより、次回以降のキャンペーン設計や商品戦略に生きるデータを蓄積できます。

5.不正応募の抑止と検出

OCRを使ってレシート画像の内容を精査できるため、同一レシートの複数応募や、不正な加工画像の検出など、信頼性の高いキャンペーン運営が可能になります。
キャンペーンの公正性が担保されることで、ブランドイメージの毀損も防げます。

Linyを使うことで、ノーコードでLINEキャンペーンの仕組みを構築することが可能です。
以下は、OCR機能を組み込んだキャンペーンの基本的な構成です。

1.LINE公式アカウントを友だち追加

  • 友だち追加時のメッセージ配信でキャンペーンを紹介
  • リッチメニュー等でレシート応募の導線を設置

2.ユーザーがレシート画像を送信

  • ユーザーはLINEのトーク画面にレシート画像を送信
  • Linyにて画像を受信し、OCR処理に回す

3.OCR処理&内容確認

  • OCRエンジンが画像から商品名や個数などを自動抽出
  • 必要に応じて、読み込み不可の場合は再応募を案内

4.応募完了通知&当落案内

  • 自動返信で「応募完了メッセージ」を配信
  • インスタントウィン形式で即時当選やスタンプラリー形式も可能

食品/飲料メーカー

季節限定商品や新商品発売時の販促と相性がよく、購買証明をもとに抽選でプレゼントが当たる仕組みは参加率が高くなりやすい傾向があります。

特に「●●円以上の購入で応募」などの条件付き施策とも相性がよく、レシートに金額が記載されている特性を活かせます。

小売(スーパーマーケット・ドラッグストア等)

レシートを通じて来店・購入を可視化できるため、店舗ごとの集客効果の測定やリピート施策にも活用できます。キャンペーン結果を分析することにより、店別・エリア別のデータ活用にも展開可能です。

商業施設(ショッピングモール・駅ビル等)

テナント横断型のキャンペーンにおいて、レシートを使って「合計〇〇円以上購入で応募」などの複数店舗合算キャンペーンに最適です。紙・はがきベースでの応募よりも効率的で、来館者の回遊促進にもつながります。

飲食チェーン

店舗での食事後にそのまま応募できるため、キャンペーン導線として非常にスムーズです。テイクアウトやデリバリーにも対応可能で、LINEを通じたリピート獲得にも貢献します。複数回利用を促すポイント型施策にも応用できます。

アパレル・ファッション雑貨

セールやイベントに連動した購入証明キャンペーンに適しており、購入金額やブランド別の傾向分析にも役立ちます。レシートの購入時間帯・金額帯などを活用して、次回の販促戦略の基礎データにもなります。

家電・雑貨・書店などの専門店

高単価な商品や複数商品を購入する傾向が強い業態では、「高額購入者向けプレゼントキャンペーン」や「複数商品購入でWチャンス」などの設計が可能です。OCRによるデータ抽出で、細かい応募条件の自動判別も実現可能です。

OCRを活用したLINEレシートキャンペーンは、ユーザー体験を向上させるだけでなく、運営側の効率化や効果測定の高度化にも大きく寄与します。
Linyのようなツールを活用すれば、特別な開発スキルがなくても短期間で導入でき、かつデータ活用まで見据えたキャンペーン設計が可能です。
今後、LINE公式アカウントを活用した販促施策を強化したい企業にとって、「OCR×レシート×LINE」は非常に有効な武器となります。

弊社では、初期戦略構築・運用代行はもちろん、ツールを使った集客・販促・顧客管理もご提供しております。ぜひお気軽にご相談ください。

 

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また、キャンペーンに様々なオプションをつけることも可能です。

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