この記事では、統合されたLINE公式アカウントの料金プランについて詳しく解説していきます。
また、LINE公式アカウントの運用にあたり、費用を削減するためのポイントもあわせて紹介いたします。
①LINE公式アカウントの運用費用
1-1.料金プラン
LINE公式アカウントの料金プランは、月額0円の「フリープラン」、月額5,000円の「ライトプラン」、月額15,000円の「スタンダードプラン」の計3種類に分かれます。
引用元:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/plan/
大きな違いは、上図に記載がある通り無料メッセージ通数です。
プラン毎に無料で配信できる通数が異なり、フリープランは月に1,000通までメッセージを送ることができます。そのため、月に1,001通以上のメッセージを送りたい場合は「ライトプラン以上」に切り替える必要があります。
ライトプランの場合は月15,000通まで、スタンダードプランの場合は月45,000通まで費用内での配信が可能です。
また、上記の料金プランに加え、LINE公式アカウントの機能を拡張する外部APIツールなどを連携する場合、別途ツール費用が発生します。
1-2.追加メッセージ料金
ライトプラン・スタンダードプランの場合、先ほど説明した料金プランに加え追加メッセージ料金が発生する可能性があります。
- フリープラン:追加メッセージ配信不可
- ライトプラン:15,000通を超えた場合1通につき5円が加算
- スタンダードプラン:45,000通を超えた場合1通あたり最大3円が加算(配信通数が多いほど、1通あたりの単価は安くなります。)
引用元:https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/docs/line-official-account-price-table.pdf
例えば、有効友だち数が15,000人でスタンダードプランを契約している場合、月に3回まではプラン内の費用で配信が可能(15,000人×3回=45,000通)ですが、月4回以上配信したい場合は別途追加メッセージ料金が発生します。
有効友だち数が少ない場合や配信回数が少ない場合は、追加メッセージ費用を気にする必要はないですが、有効友だち数が急激に増加した際や、月に何度も配信をする場合は「1回の配信で計何人に配信されるのか」「月に何回配信をするのか」を意識した上での運用がポイントとなります。
1-3.課金対象となるメッセージは?
追加メッセージ料金については、もう1点把握しておくべき重要なポイントがあります。
それは、配信としてカウントされるメッセージと、そうではないメッセージが存在しているということです。
LINE公式アカウントでは、配信するすべてのメッセージが課金対象としてカウントされるわけではありません。LINEチャットの送受信や自動応答メッセージなど、一部のメッセージ配信はカウントされないため、注意が必要です。
カウントされるメッセージ
- メッセージ配信(セグメント配信含む)
- Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」
カウントされないメッセージ
- LINEチャットの送受信
- 応答メッセージ
- AI応答メッセージ
- あいさつメッセージ
- Messaging APIの「Reply API」
1-4.料金シミュレーション
ここまで追加メッセージ料金について説明しましたが「自身、または自社のLINE公式アカウントの場合、実際にどのくらいのメッセージ費用が発生するのかを知りたい」という方もいらっしゃると思います。
その際に便利なのが、LINE社が提供している「LINE公式アカウント 通数費用シミュレーター」です。
友だち数と月間配信回数を入力すると、毎月どのぐらいの配信料金が発生するのか確認することができるので、気になる方は是非いちどお試しください。
※月100万通以上メッセージを配信したい場合は、別途LINE社への申請が必要になります。
②その他料金
2-1.プレミアムID
基本の料金プランに加え、オプションプランとしてLINE公式アカウントの「プレミアムID」を年間1,200円(税別)で利用することも可能です。
LINE公式アカウントを開設した際、通常は@マークとランダムの英数字で作成された「ベーシックID」が自動発行されます。(一般ユーザーは、このベーシックIDをLINEアプリ内で入力することで友だち追加が可能です。)
このIDを、希望の文字列で取得できるのがプレミアムIDとなります。
自社の社名やサービス名、または商品名など、希望の文字列でより分かりやすく、検索しやすいIDに変更することができるため、友だち登録のユーザビリティが向上します。
引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20200204/
2-2.オプション機能
さらなるオプション機能として、LINEプロモーションスタンプや通知メッセージ、ChatAPIやLINE広告なども利用することが可能です。
※利用の際は、別途LINE社への申込が必要になりますのでご注意ください。
引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20200204/
③費用削減のポイント
上述した通り、LINE公式アカウントの料金は追加メッセージ料金(=配信メッセージ通数)によって大きく変化します。
ここからは、無駄な追加メッセージ料金が発生しないようにするためのポイントを紹介いたします。
3-1.メッセージ配信頻度の見直し
まずはじめに確認すべきポイントは、メッセージの配信頻度となります。
配信頻度が多すぎると、ユーザーからのブロックに直結してしまうため、メッセージの受け手が求めている情報を、求めている頻度で配信することが重要です。
3-2.セグメント配信(絞り込み配信)の活用
配信先を絞り込む(セグメント配信を行う)ことによって、メッセージ通数を削減する方法も費用を削減する有効な手段です。
LINEアカウントの管理画面で設定できるセグメント配信は、【オーディエンス】と【属性】の2つの方法があります。
この2つを併用して配信することが出来るので、より友だちの興味関心度に合わせたメッセージ配信が可能です。
LINEアカウントの管理画面で設定できるセグメント配信について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://www.sharecoto.co.jp/linelab/line_message
【オーディエンス】と【属性】だけではなく、より柔軟に、より細かくセグメント配信を行いたい場合は、LINE公式アカウントに拡張ツールを導入することで可能となります。
セグメント配信例
- アンケートの回答内容によってセグメント配信を行いたい
- 特定の店舗から友だちになった人だけセグメント配信を行いたい
- レシートキャンペーンに参加した人だけセグメント配信を行いたい
セグメント配信は、メッセージ通数の削減はもちろん、適切なコンテンツを適切なターゲットに届けることが出来る機能となるため、ブロック率を抑えながら配信を行うことが可能です。よりLINE公式アカウントを有効に活用したい方は、拡張ツールの導入も検討するべきでしょう。
④まとめ
今回は、LINE公式アカウントの料金プランと費用を削減するためのポイントについて紹介しました。
追加メッセージ料金にお困りの方は、メッセージの配信頻度と配信先の見直しをおすすめします。
また、弊社が提供しているLINE配信ツールを利用すると、よりカスタマイズしたメッセージ配信を行うことが可能です。
追加メッセージ料金の対策はもちろん、LINEアカウントの友だち1人1人の興味にあった配信が可能になり、より効率的にメッセージを送ることができます。
詳しくは下記バナーからご参照ください。