Pinterest(ピンタレスト)について耳にしたことはあるが、イマイチよく分からない、ビジネスにどう活用したら良いか分からない・・・そんなご担当者様必見です!
Pinterestの機能や特徴、ビジネス活用のメリット、ご運用時のポイント、活用事例などを企業目線でまとめております。
Pinterestは、アイデアを画像検索するビジュアルディスカバリーエンジンです。
保存された3,000億件以上のアイデアから人々の興味関心事にパーソナライズされたインスピレーションの提供が可能なグローバルプラットフォームです。
Pinterest の月間ユーザー数は、4.7億人以上(2020年7月現在)。世界中から多くの人々が利用しています。
中でも、アメリカではインターネットユーザーの4割がピンタレストを毎月使用しています。
日本国内でも、月間ユーザー数は870万人以上(ニールセン調べ)、日々約130万個のアイデアが保存されています。
<参考>いまさら聞けないInstagramとPinterestの違いと、上手に使い分ける方法
https://innova-jp.com/pinterest-instagram-difference/(外部サイト)
<参考>コロナ禍に「Pinterest」が急成長した理由--前年比で利用者1.6倍、料理レシピ探しにも
https://japan.cnet.com/article/35169052/(外部サイト)
<参考>米ピンタレスト、第1四半期はMAUの伸び鈍化 コロナ規制緩和で
https://jp.reuters.com/article/pinterest-results-idJPKBN2CF01J(外部サイト)
Pinterestと他SNSの大きな違いは、人と人が繋がるのではなく、「興味と興味が繋がる」プラットフォームである点です。
他SNSが、今起きている出来事または、過去に起きた出来事を友達やフォロワーに発信するのに対して、Pinterestは、未来の自分のためにアイデアを発見できます。
例えば、友達の結婚式があるとします。
SNSは、結婚式の最中や終わった後に投稿するのに対し、Pinterestは、結婚式に行く前にドレスや髪型、ネイルなどを決める際にアイデアを提供するツールです。
「結婚式 ドレス」「ヘアアレンジ パーティー」「ネイル ピンク」などのキーワードを検索し、その結果の中から良いと思った画像を「保存」しておきます。
そうして集めたアイデアをもとに結婚式に向け準備することで、より素敵なコーディネートで当日を迎えることができます。
また、Pinterestは他の人の目を気にする必要がなく、好きなものだけを集めることができ、コメントを返信しなければ、いいねを返さなきゃといった、プレッシャーがありません。
つまりPinterestは、SNSというよりも自分のためのブックマークツールと言えるでしょう。
Pinterest上に表示される「ピン」には、URLを追加でき、自社サイトなどに遷移する仕組みになっています。ユーザーは、ピンを発見し詳細を見たいと思ったら、画像をタップするだけでサイトを訪れることができます。
「画像SNS」として比較されやすいInstagramと比べ、簡単に自社サイトに誘導が可能となり、ウェブサイトへのトラフィックを増加させることができます。
※Instagramは、プロフィールに1つまでリンクを貼ることはできますが、投稿内のテキストにリンクを貼ることはできません。(URLを張り付けることはできますが、文字列として表示されます。)
Pinterest上には、非常に多くの画像が存在しています。「ピン」を作成しておくことで、企業や商品のことを知らないユーザーにも、他の画像に紛れて無意識のうちに商品に接触してもらうことができます。
つまり、これまで検索や他SNSで会うことができなかったユーザーに画像を通して興味を持ってもらうことが可能になります。
この時、宣伝色の強い画像だと敬遠されてしまうので注意が必要です。
Pinterestに適した画像を使うことで、自然な流れで商品をPRすることができます。
「②商品や世界観をさりげなくPRできる」を読んで、どういう画像を選べばいいのだろう?、運用が大変そう・・・と思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、運用の手間がかからないのもPinterestのメリットです。
Pinterest上の画像は、ウェブサイトに既にある写真を使います。
SNS、自社ホームページ、ECサイトに良い写真があれば、そのまま「ピン」することができます。
他のSNSのように、担当者自ら撮影して、加工して・・・といった手間がまったくありません。
また、Pinterestは画像がメインなので、言語もほとんど不要です。
テキストを作成したり、コメントに返信したりする必要もなく、運用に時間を割かれることがありません。
Pinterestでは、「リピン」によって画像が拡散されます。
「リピン」とは、Pinterest上の他のユーザーのピンを自分のボードにとめることで、Twitterでいう「リツイート」のイメージです。
画像はURL付きですので、リピンによって画像がPinterest上で拡散されると、自社サイトのリンクも同時に拡散され、サイト流入数をさらに増加させることができます。
Pinterest月間利用者数は2021年7月時点で4.7億人を突破し、2020年時の3.6億人と比較すると大きく伸びていることが分かります。
また、2013年の日本法人設立後、約1年で国内アクティブユーザーが対前年比で3倍に成長し、今後さらに国内ユーザーの増加、企業活用が活発になっていくでしょう。
Pinterestは情報を発信するSNSではなく、未来に行動するために準備するブックマークツールもしくは検索サービスです。企業側は、ユーザーが行動を起こす前の早い段階で、ブランドメッセージを伝え、印象付けることができます。
画像SNSとして比較されやすいInstagramに比べ、高い拡散力とサイト流入を見込める点が大きなメリットです。Pinterestが、企業の流入施策として一般的になる日も近いでしょう。